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上棟式〜西と東の違い!?〜

こんにちは!

現在建築中の、横浜のS様邸。

先日、上棟式を行いました。

気になったのが、西(鹿児島)と東(関東)の上棟式の違い。

そもそも、上棟式ってどんなものかご存知ですか?

上棟式とは

  柱や梁などの建物の基本構造部ができた時に行われる儀式のこと。建前や棟上げともいう。

  土地や建物の守護神と匠の神様を祭り、これまでの工事の無事を感謝し、建物が無事に完成することを祈願するもの。
(参照:不動産用語集)

伝統的に、女性はその際屋根に上がってはいけないそう。それは、神様が女性でヤキモチを妬いちゃうからとも。

鹿児島の上棟式は、破魔矢と上棟旗を屋根に取り付けます。

破魔矢は大工さんが準備してくださいます。

この破魔矢は地域性がとてもつよく形状が場所ごとに変わるそう。

そして、関東(横浜)の上棟式。

今回は、簡単に執り行いました。

そのため、屋根に登ることはしなかったのですが、

一つだけ初めて見かけたものが!

その名も【幣串】へいぐし、へいごし。

この幣串は魔除けの飾りだそうで、

上棟式が終わったあとは縁起のいい方向に向けて小屋裏においておくそうです。

S様邸の棟梁より、弊串は、お家や家族の幸せや厄除けのお守りだそうですが

最近ではあまり上棟式に飾ることも減ってきたとも伺いました。

昔は、3メートルもする幣串を使っていたそうですが、今では1メートル程度のものを使うそう。

地域により、上棟式の行い方は違いますが日本古来よりの知恵と感謝の気持ちが根底にあるように思いました。

関東で現場をするのは初めてでとても勉強になりました!